今年は、私と雑賀さんのソプラノに、スペシャルゲストとしてヴァイオリンの周防さんが加わり、大変豪華な演奏会となりました。
その上超満員のお客様。それはそれは盛り上がりました!
周防さんは卓越したテクニックと、ヨーロッパ仕込みの素直でかつウィットを適度に加えた音楽で、みなさんを魅了してくれました。ソロでのチゴイネルワイゼンなどは当然なこと、うた、ピアノ、ヴァイオリンの3人の演習の時の音色も本当に綺麗でした。
雑賀さんも、そして私も、その音色に刺激され、相当な緊張感のなかにも、心底音楽を楽しめた気がします。
雑賀さんはオペラアリアも見事でしたが、私は今回リヒャルトシュトラウスの歌曲が大変素晴らしかったと思っています。
いつも説得力のあるうたに感動しながらピアノを演奏している私です。
私はお二人との共演のほか、バッハ、バルトーク、ベートーヴェンの3人とも〈B〉が頭につく作曲家の作品をソロ演奏させていただきました。
チャペル独特の響きにつつまれながら、気持ちよく弾かせていただきました。特にバッハはチャペルで演奏できたこと、充実感でいっぱいです。
心地よい疲れと満足感でこの日の夜は、リーガホテルでのバイキング料理を堪能いたしました!