京都バッハ合唱団

ロ短調ミサの演奏会に行って来ました。
休憩込みの二時間半の公演でしたが、
素晴らしい演奏に酔いしれました。
下がらないピッチ、ビブラートのない澄みきった音色、
バッハの時代様式を感じさせながらも現代人に飽きさせないダイナミックな音楽…感動でした。
躍動感あるリズムが何とも心地よく、
スムーズに曲が流れていきます。
テノール畑さん、
アルト福原さんはじめとするソリストも素晴らしく、
わずかの乱れはあってもきっちりとした技術に裏付けされたオーケストラも聴きごたえがありました。
なんと言っても、オーケストラと合唱の音色が溶け合って、
言葉で表現しえないサウンドが出来ていたことに感動でした。
全て本山先生の音楽創りの賜物でしょう。
今日は約40人の合唱でした。
来年の私の第九リサイタルもこの人数…。
これは私が相当頑張らないといけないようです。
それにしても今日は、曲のことがあってか、
とてもマニアックな客層でした。
合唱の演奏会にしてはとても静かで、
結構拍手のタイミングもわきまえていました。
そこそこお客様はいらしていましたが、
完全な満席まではいっていなかったのは、
この演奏にして、とても残念です。
世間の合唱やってる皆さんが、
今日のような音色にもっと触れて頂きたいと強く感じさせられた1日でした