いずみ音の「和」サークル

第三回演奏会が、弥生の風ホールでありました。
演奏のみならず、進行係としてほとんど舞台袖にいたこともあって、
非常につかれました(木本さんは今回はナレーションを兼任したので)が、
終演後はまるでリサイタルでもやったような達成感がありました。

17人もの出演者を二時間半の本番時間に入れるのは、至難の技でございました。
何曲か生演奏の中にナレーションを入れ、音楽をどんどん続けていくという試み。
ご迷惑をかけた出演者の方々、またそれらの曲をじっくり聴きたかったという方々には、
本当に申し訳ないことをしたと思っております。

ただ、「発表会みたいなものはつくりたくない!」という思い、
また「他の人は考えつかない企画を」という思いから、このようなプランになりました。

選曲をどうするか、どこでどんな話をどれぐらいの時間入れるか、
人選は…?いろいろ考え悩みましたが、
木本さん始め、たくさんの方々に助けて頂き、昨日を無事乗り切ることが出来ました。

最後、私を含め四人のピアニストが共演させて頂いた弥生の風アンサンブル、
山本綾さんを始めとする京都芸術大学出身メンバーで構成された弦楽四重奏のサウンド、
本当に見事でした。それぞれのピアニストの個性を引き出し、
またストリングの魅力を最大お客様に伝えて下さいました。

もっとも私は、最後の出番で、皆さんの演奏を聴きながら色んな思いが走り、
自分の演奏はふらふらで、最後まで集中するのに必死でありました。
しかし、本当に素晴らしい経験になりました。
次はリサイタルに向けて全力を尽くします!