リサイタル報告その1

写真は、私が本番で使ったボレロの楽譜です。
三人の奏者それぞれが、ふめくりをしないという条件で、
楽譜をつくって、譜面台に置きました。

私は、ほとんど数字と記号、たまに音符を、赤と黒のマジックで書いた五線紙を置きました。
暗号そのもので「あそぶ」とか「重ねる」とか「すぐ伴奏→」とか、日本語が並んでいます。
本番前日までいろいろ編曲を考えていたので、前日K高校で授業の間にやっとつくりました。


三台のピアノは、いずみホールのもの二台、西宮から運んだもの一台です。
どのピアノが誰が弾くかは、私が決めさせて頂きました。
同じスタンウェイでも微妙に音のなりかたは違います。
奏者の個性に合わせて決めたわけです
私は三台のピアノの性格は一応頭に入ってました。

ボレロは西宮からのピアノで弾く!と決めてました。
展覧会、惑星を含め、私は三台すべてのピアノを弾いたことになります。

調律師の方々は、私のためにいろいろ考えて下さっていました。
ホールに到着すると、三台のピアノが適当に並べられ、
どのピアノで何の曲を弾くという風に調律師は考えたか?』という
クイズが調律師から出題され(笑)

全問正解!して気持ちよくリハーサルに臨みました。

「三台」というアンサンブルをさせて頂くために協力頂いた共演者のお二人はじめ、
スタッフのすべての皆さんに感謝です!
続きはまた書きます!