6日

朝から宝塚で仕事して、昼から兵庫県芸術文化センター小ホールでリハーサル、夜に本番というスケジュールでした。
モーツァルトのヴァイオリンソナタで溝淵そよかさんと共演、本番まで本当に骨格のあり堅実で、それでいて、自然な表情がついたモーツァルトを聴かせて頂きました。
そのあとピアノソナタを演奏。モーツァルトには珍しい短調の作品。すこし、パワフルに行き過ぎたかもしれませんが、母を亡くされたモーツァルトの精神状態を表現したつもりです。

そのあと2人ユニット「はもりべ」と共演。
溝淵さんとクラリネットの井上さん春緒さんにも助けて頂きながら、自由に弾かせて頂きました。終わったあと、何人かのお客様に「あのステージの楽譜は?」と言われ、「ピアノ譜はない」と即答しておきました。

後半はクラリネット五重奏を楽屋で鑑賞。溝淵さんと井上さんに、チェロの氏橋さん、ヴィオラの濱本さん、ヴァイオリンの岡村さんが加わり、何回も合わせ練習をやって頂いた成果が十二分に出た演奏を聴かせて頂きました。本番前のリハーサルで、リズム感やテンポ感のことで注文させて頂きましたが、本番はすごくいい音楽に仕上がりました!

最後は、田所千恵さんを加え楽器メンバー全員による「動物の謝肉祭」。
田所さんも譜めくりをお願いしていたので、一緒にステージに乗っているテンションになっていたみたいです。彼女を含め、皆さんそれまでの緊張感から解放されたような「はじけた」演奏でした。
それぞれ皆さんのはじけ方が大変面白かったです。

事前からいろんな事があり、大変な演奏会でした。演奏する前に精神面を安定させることの大切さも改めて勉強させて頂きました。

悪天候の中、お越し頂いたお客様、スタッフの皆さん、そして共演頂いたすべての皆さん、ありがとうございました!



写真は、本番あとの表情です!